結論:AIに「体験」を作らせず、自分の体験を文章に変換させる
生成AIで実体験記事を書くこと自体は問題ありません。
ただし、次の使い方では弱い記事になります。
「ミライースに乗った実体験記事を5,000文字で書いて」
これではAIが、乗り心地、燃費、故障歴などを勝手に想像する可能性があります。文章は自然でも、中身は一次情報ではありません。
正しい使い方は、こちらです。
自分が体験・記録する → AIが整理する → 自分が事実確認する
Googleも、生成AIはオリジナルコンテンツの調査や構成に役立つ一方、独自の価値を加えずに大量の記事を生成すると、スパムポリシーに抵触する可能性があると案内しています。(Google for Developers)
「自分が書いた記事」にする7段階
1.記事にする疑問を1つ決める
最初に検索キーワードを決めます。
例えば、
- ミライース 実燃費
- ミライース 高速道路 怖い
- ミライース エアコン 燃費
- ミライース 後部座席 狭い
- ミライース 通勤 疲れる
- ミライース 車検 費用
- ミライース 荷室 狭い
- ミライース 坂道 走らない
1記事で全部を書こうとせず、1つの疑問に対して1つの体験結果を提示するのが基本です。
2.体験前に測定条件を決める
ただ「燃費がよかった」「高速道路が怖かった」と書くだけでは、読者が判断できません。
以下の条件を記録します。
- 車の年式とグレード
- 現在の走行距離
- 走行した日時
- 天候と気温
- 走行距離
- 一般道・高速道路の割合
- エアコン使用の有無
- 乗車人数
- 積載していた荷物
- タイヤの状態
- 渋滞の有無
Googleもレビュー記事では、独自の体験を示す画像や定量的な測定結果、メリット・デメリットを提示することを推奨しています。(Google for Developers)
3.文章を書く前に「体験素材」をメモする
きれいな文章を書く必要はありません。スマートフォンのメモや音声入力で十分です。
以下の項目を埋めてください。
ミライース体験素材シート
【記事テーマ】
ミライースは高速道路で怖いのか
【車両情報】
年式:
グレード:
2WD・4WD:
走行距離:
タイヤ:
【試した条件】
走行した道路:
走行距離:
天候:
風の強さ:
乗車人数:
荷物:
走行速度:
【乗る前の予想】
軽い車なので横風が怖いと思っていた
【実際に起きたこと】
橋の上で横風を受けるとハンドル修正が必要だった
通常の区間では思っていたほど怖くなかった
80km/h前後なら比較的安定していた
追い越し時はエンジン音が大きくなった
【良かった点】
燃費が良い
料金が安い
狭いサービスエリアでも駐車しやすい
【不満だった点】
強風時に車体が動く感覚がある
加速時のエンジン音が大きい
長時間では腰が疲れた
【結論】
短距離なら問題ない
強風の日や長距離運転では疲れやすい
【掲載できる証拠】
メーター写真
走行後の燃費表示
サービスエリアでの車両写真
このメモが記事の原材料です。
「うまく書こう」とすると手が止まりますが、「何が起きたか」だけなら書けます。
4.AIに渡すプロンプト
以下のプロンプトを、そのまま基本テンプレートとして使用できます。
あなたは自動車ブログの編集者です。
以下は、私が所有するダイハツ・ミライースについて、実際に体験した内容です。この情報をもとに、初心者にも分かりやすいブログ記事を書いてください。
【重要なルール】
・以下に記載されていない体験を創作しない
・燃費、費用、走行距離などの数値を変更しない
・私が乗っていない車に乗ったような表現をしない
・大げさな感情表現を追加しない
・一般的な情報を加える場合は、私の体験と明確に分ける
・私の体験については「私の場合」「私が運転した条件では」と表現する
・メリットだけでなくデメリットも率直に書く
・同じ内容を言い換えて文章を水増ししない
・結論を記事の前半で伝える
・専門用語は初心者向けに説明する
・読みやすい自然な日本語にする
【記事タイトル】
ここにタイトルを入力
【想定読者】
ここに読者像を入力
【私の車両情報】
ここに年式、グレード、走行距離などを入力
【実際に試した条件】
ここに走行条件や使用状況を入力
【実際に起きたこと】
ここに体験内容を入力
【良かった点】
ここに入力
【不満だった点】
ここに入力
【私の結論】
ここに入力
【記事構成】
導入文
結論
車両と使用条件
実際に試した結果
良かった点
気になった点
どのような人に向いているか
注意点
まとめ
特に重要なのが、次の指示です。
記載されていない体験を創作しない
これを毎回入れてください。
5.AIっぽさを減らすには具体的な場面を入れる
AIが作った記事は、表現が抽象的になりがちです。
AIっぽい文章
ミライースはコンパクトで取り回しがよく、街乗りに適しています。また、燃費性能にも優れているため、通勤や買い物におすすめです。
間違いではありませんが、誰でも書けます。
実体験が伝わる文章
私はミライースを主に通勤と買い物に使っています。スーパーの駐車場では、隣にミニバンが停まっていても車体が小さいため、比較的楽に駐車できます。一方、仕事道具を荷室に積んだ状態では、買い物袋を置くスペースが少なくなることがあります。
この文章が本人らしく見える理由は、文体ではありません。
- スーパーの駐車場
- 隣にミニバンがいる状況
- 仕事道具を積んでいる
- 買い物袋の置き場所に困った
このような場面の具体性があるからです。
「自分らしい文章」に必要なのは、独特な語尾よりも具体的な事実です。
6.自分の言葉を少し残す
AIに全文をきれいに整えさせると、無難で均一な文章になります。
そこで、普段自分が感じた言葉を素材に入れてください。
例えば、
- 正直、思ったより走る
- さすがに坂道では余裕がない
- エアコンを入れると加速が鈍く感じる
- 通勤だけならこれで十分
- 後部座席は大人が長時間乗るには厳しい
- 高級感はないが、安っぽさも気にならなくなった
- ガソリンスタンドへ行く回数が少なくて楽
AIには次のように指示します。
上記の私の率直な表現を適度に残してください。
すべてを丁寧すぎる文章に直さないでください。
ただし、誤字や読みにくい言い回しまで残す必要はありません。
7.公開前に「事実・表現・証拠」を確認する
公開前には、次の3点を確認します。
事実
- 実際に経験したことか
- 数字は間違っていないか
- 年式やグレードは正しいか
- 乗っていない車の感想が混ざっていないか
表現
- 「必ず」「絶対」などと断定していないか
- 個人的な感想を全車共通の事実にしていないか
- 短期間の結果を長期的な結論にしていないか
証拠
- 自分で撮った写真があるか
- メーターやレシートを掲載できるか
- 測定条件を書いているか
- 更新日や測定日が分かるか
Googleは、実際に商品を使用した経験や深い知識が明確に伝わること、読者が目的を達成できるだけの情報を得られることを、ユーザー第一のコンテンツを判断するポイントとして挙げています。(Google for Developers)
AIに任せてよい部分・任せない部分
| 作業 | AIに任せる |
|---|---|
| 見出し構成 | 〇 |
| 読みやすい文章への整理 | 〇 |
| 表の作成 | 〇 |
| 重複表現の削除 | 〇 |
| 誤字脱字の修正 | 〇 |
| タイトル案 | 〇 |
| 実体験の創作 | × |
| 燃費や費用の推測 | × |
| 乗り心地の捏造 | × |
| 故障歴の追加 | × |
| 写真を見ずに状態を断定 | × |
| 他人の口コミを自分の体験に変更 | × |
AIは「ライター」より、編集者として使うのが安全です。
記事に入れると強くなるオリジナル情報
ミライース記事なら、以下を毎月記録すると大量の一次情報が作れます。
- 給油日
- 給油量
- ガソリン単価
- 走行距離
- 満タン法による燃費
- メーター表示燃費との差
- エアコン使用状況
- 月間ガソリン代
- オイル交換費用
- タイヤの空気圧
- 通勤にかかった時間
- 車内で不便だったこと
- 新しく使ったカー用品
- 整備や修理の内容
- 異音や乗り心地の変化
この記録が1年たまれば、例えば次の記事が書けます。
- ミライースの実燃費を1年間計測した結果
- 夏と冬では燃費が何km/L違う?
- エアコン使用で燃費はどれだけ落ちた?
- ミライースの年間ガソリン代を公開
- 走行距離〇万kmで交換した部品一覧
- 1年間所有して感じた不満
- ミライースの維持費を月別に公開
単発の感想より、継続的に記録されたデータの方が強い一次情報になります。
AI利用は隠さないといけない?
AIを使用しただけで、記事が低評価になるわけではありません。Googleは制作手段だけではなく、オリジナル性、品質、読者への価値を重視しています。(Google for Developers)
ただし、AIを大きく使っている場合は、運営者情報などに次のような一文を載せる方法があります。
当サイトでは、記事の構成、文章整理、誤字脱字の確認に生成AIを補助的に使用しています。掲載している体験、写真、測定値、費用などは、運営者が実際に確認した情報をもとにしています。
Googleも、AIや自動化が記事制作で重要な役割を果たした場合、どのように、なぜ使用したかを説明することが読者の理解に役立つと案内しています。(Google for Developers)
まさゆきさんに合う作業方法
毎日の仕事やブログ運営を考えると、以下の流れが続けやすいです。
- 運転中に気づいたことを、停車後に音声メモする
- メーターや荷室などの写真を撮る
- 週末にメモをAIへ渡す
- AIに見出しと本文を作らせる
- 自分の体験と違う部分を削除する
- 写真と実測値を加える
- 関連記事へのリンクを付けて公開する
最も重要なのは、AIにうまく嘘を書かせることではなく、自分にしか書けない事実をうまく引き出すことです。
文章力はAIで補えます。しかし、毎日ミライースを運転しているという経験は、AIにも大手企業サイトにも作れません。そこが最大の武器です。

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